基礎資料 / 第11話〜第13話
第11話・第12話の詳しいあらすじ
五人が消えて専務まで
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VIVANT2の3話分を、時系列で追える形にまとめました。考察は入れず、放送で描かれた内容だけを扱います。各話の末尾に、その回で確定したことを箇条書きで置いています。
VIVANT 第11話 あらすじ 別班員5人が消えた
2026年7月26日放送 / VIVANT2の第1話
公式の各話ページに、この回のあらすじと場面写真があります(第11話の公式ページ)。
神田明神、そして赤い饅頭
テントをめぐる一連の任務から帰還した乃木憂助は、東京・神田明神で柚木薫とジャミーンに「ただいま」と告げます。日常が戻ったかに見えたその場で、別人格のFが割り込み、境内の祠に視線を促します。そこに供えられていたのが赤い饅頭でした。
この饅頭を誰が置いたのかは、第1シーズンから説明されていません(未回収の伏線の一覧)。抱き合う3人が物語の中で担っている役割は柚木薫とジャミーンの記事で扱いました。
別班の緊急招集を知らせるサインです。平穏はほんの数分で終わります。第1シーズン最終回のラストシーンから、物語が直結して動き出します。
なお作品名の「VIVANT」が別班を指す隠語だという説明そのものにも、疑う余地があります(倒れた「T」と空いた「A」/VIVANT=別班という等式を疑う)。ポスターの英文コピーについては別記事で扱いました。
櫻井司令が告げた事態
招集先で、別班を率いる司令・櫻井里美から知らされたのは、組織の存在を揺るがす事態でした。
第1シーズンのテント潜入作戦で乃木の銃弾を受けた別班員4人、高田明敏・和田貢・廣瀬瑞稀・熊谷一輝が、それぞれ治療を受けていた病院から同時に姿を消していたのです。4か所でほぼ同時刻に連れ出されており、かなり以前から準備されていたことがうかがえます。
この4人から情報が漏れれば、噂の中だけの存在だった別班の実在が世界に知られることになります。日本の安全保障に関わる事態です。さらに、バルカにいるはずの黒須駿までもが行方不明であることが判明します。
高田・和田・廣瀬・熊谷という4人の姓は、いずれも実在した帝国陸軍の軍人と重なります(登場人物の名前の由来は帝国陸軍の軍人)。
AIハヤトの登場
防衛省地下の旧大本営地下壕に設けられた司令室に、新たな戦力として情報解析AI「ハヤト」が登場します。声を担当するのは高山みなみ。
この名前は乃木の過去と三度重なります(「ハヤト」は三度出てくる)。
ハヤトは、黒須の居場所と、拉致された4人の素性、そして搬送先の病院をすべて知っていた人物が11人であると割り出し、それぞれの関与確率を計算します。数値を絞り込んだ末に残ったのが、ノコルと新庄浩太郎の2人でした。
この画面には警視総監の写真も並んでいました。11人の顔ぶれが意味することは公安部の組織図と和久井俊作で扱っています。絞り込みで残ったノコルと新庄が、どちらも頭文字Nである点にも推測があります(Nの法則)。
ハヤトはさらに、国内にいるか海外へ渡ったかも不明な4人を追うのは難しいと分析します。一方、砂漠が広がり車両以外の移動手段が考えにくいバルカであれば衛星画像による追跡が可能であり、手がかりを得るには黒須を追うのが最も合理的だと結論づけます。
ただしその衛星画像を入手するには、ロシアか中国の軍事衛星をハッキングする必要があり、自分には禁じられていると懸念を示します。ここで名前が挙がるのが、天才ハッカーであるブルーウォーカーでした。
第1シーズンから続くブルーウォーカーには、描かれ方の変化が指摘されています(ブルーウォーカーの違和感は演出か)。
乃木だけが無事だった理由
櫻井は、乃木だけが無事だったのは前夜にベキといたため居場所を特定されなかったからだと説明し、細心の注意を払うよう忠告します。これに対し乃木は、すでに自宅からマークされていたと答えます。
その前夜にいたベキが、いま生きているのかどうかは確定していません(ノゴーン・ベキは生きているのか)。
尾行していた人物の素性は、公安外事第4課の和久井俊作と森田喜一。櫻井は、事情を知った野崎が乃木の身を案じて警護をつけたのだろうと推察しました。
この和久井は、第12話の放送後に公式相関図へ追加されます(和久井俊作という位置)。警護をつけたとされる野崎の上には、公安部長の佐野雄太郎がいます(公安部長は何を知っているのか)。
この場面は第13話以降、まったく違う意味を帯びます。
第1シーズンとVIVANT2では、同じ形が反転して繰り返されています(VIVANT2は第1シーズンを反転して繰り返している)。
襲撃と、隠しカメラの映像
ホテルで眠り込んだ乃木の部屋に何者かが侵入し、乃木を拉致しようとします。待ち構えていたドラムが侵入者を倒しました。
その後バルカへ渡った乃木は、ゲルに仕掛けていた隠しカメラの映像を確認します。そこに映っていたのは、次々と現れる敵を相手に戦い、最後は多勢に無勢で連れ去られる黒須の姿でした。乃木とノコルがこの映像を見届けます。
乃木のルーツである奥出雲と、テントのマークの一致は第1シーズンから説明されていません(櫻井という姓と、奥出雲)。
拉致された5人のうち、抵抗する姿が残っているのは黒須だけです(残った伏線の一覧)。
- 別班員4人が病院から、黒須がバルカから、同時期に姿を消した
- AIハヤトの分析で、事情を知りうる11人のうち容疑がノコルと新庄に絞られた
- 乃木の自宅を張っていたのは公安外事第4課の和久井俊作と森田喜一
- 黒須は隠しカメラの前で戦い、連れ去られた
- 拉致された別班員の連行先として、アゼルバイジャン、キプロス、ジョージア、イスラエル、トルクメニスタンが示された
VIVANT 第12話 あらすじ 新庄はタイへ
2026年8月2日放送 / VIVANT2第2話
公式の各話ページに、この回のあらすじと場面写真があります(第12話の公式ページ)。
キプロスのアリ
舞台はキプロスへ。テントの日本担当であり、新庄とも懇意だったアリのもとを乃木が訪れます。ベキがアリを許していたという経緯があり、アリはキプロスにいました。
同じ肩書きだった山本は排除されたのに、アリだけが二度生き延びています(アリはなぜ2度も生き延びたのか)。
アリの証言から、新庄がテントの最上位のモニターであったこと、そして飛行機で国外へ逃亡したことが判明します。新庄は公安にも悟られないまま操縦免許を取得しており、自らプライベートジェットを操ってタイへ渡っていました。
ロシア方面は罠だった
乃木が太田梨歩に再調査を指示すると、ロシア方面への逃亡を示す情報は罠であったと分かります。代わりに捜査線上へ浮かんだのが、タイの大富豪チョッキー・テーパーニットでした。CTP社の代表で、アリが持っていたモニターのリストに名前があった人物です。
新庄が納豆をかき混ぜていたこの別荘のリビングは、実際には岐阜県庁の1階で撮影されています(タイの別荘は岐阜県庁だった)。
乃木とドラムは追跡を悟られないよう、隣国カンボジアを経由してタイへ潜入します。
消された映像と、残された映像
タイに入った乃木たちは、バンコク空港の監視映像から新庄が乗った車を追跡します。ここで乃木が着目したのが、映像の扱われ方の差でした。手がかりになったのは、第11話の冒頭で流れていた線状降水帯のニュースです。静岡は大雨だったのに、空港の映像には雨が映っていませんでした。
この気象ニュースは放送の翌週に手がかりとして使い切られています。国家規模の災害の予兆として扱う推測は成立しません(第13話で回収された伏線7つ/櫻井ラスボス説の検証)。
第11話では遮断されていた空港周辺の映像が、今回は残されている。消された場所と、あえて残された場所がある。乃木はその違いを見逃しませんでした。
映像を消せる立場にいたのは誰か。この問いは第13話のあと、まったく別の意味を持ちます(野崎はなぜ別班を売ったのか)。
なお、太田が新庄の映った映像を探していたとき、東条翔太は睡眠を取っていて不在でした。映像自体はあっさり見つかります。野崎が部屋に戻ってきた際、東条が慌てた様子を見せたという描写もありました。
この一連の描写から、東条は第12話まで最有力の裏切り者候補でした(東条翔太は最初から向こう側だったのか)。
また野崎は、太田の正体が割れないよう、モニターに映る顔と音声を本人に変えさせています。
レストランに現れた人物
新庄の潜伏先へ迫るには現地警察との連携が必要になるため、櫻井司令は東南アジア方面を統括する別班員を乃木のもとへ向かわせます。
待ち合わせのレストランを訪れた乃木が目にしたのは、商談中とおぼしき丸菱商事専務・長野利彦の姿でした。バルカへ出張したはずの自分がタイで見つかるわけにはいきません。乃木は急いで店を出て、櫻井に集合場所の変更を願い出ます。
しかし、乃木の前に現れた「新たな別班員」こそが、その長野でした。
残された札から着地を逆算した記事もあります(最終話はどう終わるか)。この作品が国家をどう描いているかという論点は作品論で両論を並べました。
第1シーズンでバルカに現れたジャーナリストと同一人物ではないか、という説があります(長野専務はバルカにいたのか)。
- 新庄はテントの最上位モニターであり、自ら操縦してタイへ逃亡した
- ロシア方面への逃亡情報は罠だった
- 新庄を匿っているのはCTP社代表のチョッキー・テーパーニット
- 空港周辺の監視映像には、消された部分と残された部分があった
- 丸菱商事専務・長野利彦の正体は別班員だった
第13話は別ページ
第13話のあらすじは第13話の詳しいあらすじにまとめました。別班拉致事件の首謀者が明かされる回です。
公式のあらすじと場面写真を見る
各話のページには、あらすじと場面写真が掲載されています。私の記述と突き合わせながら読めます。
配信期間は変更される場合があります。画像の転載は行っていません。
配信情報
見逃した回の視聴
VIVANT2は各話の放送終了後にU-NEXTで配信されます。第1シーズン全10話も見放題の対象で、第11話は第1シーズン最終回から直結しているため、通して見ると理解が変わります。TVerでは最新話の見逃し配信が無料で行われています。
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参考・出典
- 日曜劇場『VIVANT』第11話・第12話・第13話の放送内容、および公式リポートアフターVIVANT
- クランクイン!「別班員5人が一夜にして消えた」2026年8月
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- 各話のあらすじは私が放送内容と報道をもとに再構成したものです