VIVANT2 / 上原邸の火事
上原邸の火事で誰が死んだのか
乃木と野崎で食い違う
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第1シーズンの終わりで上原邸が燃えました。報道は焼け跡から3人の遺体が見つかったと伝えています。
第14話で野崎が樊林杏(ハン・リンシン)に語った内容を並べると、この火事について乃木と野崎の話が合っていません。
第19話まで、上原邸の火事は本編で扱われていません。第19話で野崎は、エリシャの娘を連れ去った人物をノゴーン・ベキだと特定しました。ベキの生死はまだ分かっていません。
確認できること
- 第1シーズンの結末で上原邸が焼け、報道では3人の遺体が見つかったとされた
- 乃木は、証拠が残らないようある人に火をつけさせたと述べている。乃木自身は焼け跡を確かめていない
- 第14話で野崎は樊林杏に、ベキは死んだと説明した。ベキを撃ったのは乃木だとも伝えている
- 同じ場面で、拘束された別班員が全員心臓の上5ミリという同じ位置を撃たれていたことが話題に出ている
食い違っているのはどこか
第14話で野崎が樊林杏に語った内容は、屋敷に火をつけたことまで乃木がやったという形になっており、第1シーズンで乃木が語っていた内容と合わない、という指摘が出ています。
乃木の説明では、火をつけたのはある人です。自分ではない誰かに任せている。ところが野崎の説明では、そこまで含めて乃木の仕事になっている。
この差は小さく見えて大きい。実行者が誰かという一点が、ベキの生死に直結します。火をつけた人間だけが、焼ける前の屋敷の中を見ています。
そして、この作品で説明が食い違うときは、たいてい片方が嘘をついています。問題は、どちらが嘘をついたのか。
3人という数
報道が伝えたのは3人です。この数が置かれていること自体が引っかかります。
数を出さなければ、誰の遺体かを考えさせずに済みました。1人でも2人でもなく3人と示したのなら、その3人が誰なのかを数えられる形で置いたということです。
そして、焼けた遺体は身元の確認が難しい。第14話で新庄の遺体が本人確認できない状態で運ばれてきたのと、同じ形をしています(新庄は本当に死んだのか)。
この作品は、確かめられない遺体を二度出しています。一度目が上原邸、二度目が新庄です。
考えられる筋を4つに分ける
| 筋 | 成立する条件と、引っかかる点 |
|---|---|
| 野崎が嘘をついた | 相手は樊林杏です。中国側に本当のことを言う理由がない。もっとも素直な説明 |
| 乃木が嘘をついていた | 火をつけさせたと言いながら、自分でやっていた。ただし乃木が第1シーズンでその嘘をつく相手と動機が見当たりません |
| 二人とも本当のことを言っている | 乃木が任せた「ある人」が野崎だった場合です。それなら両方の話が成り立ちます |
| 第三者が動いた | 互いに相手がやったと思っている状態。乃木のもう一つの人格が動いていたなら、この形になります |
3番目が、いちばん座りがいい。乃木が火をつけさせた相手が野崎だったなら、野崎はその後の始末まで自分で見ています。そして第14話で、その野崎がベキは死んだと断言した。
Fが動いていた場合
火をつけたのは乃木のもう一つの人格で、乃木と野崎が互いに相手がやったと思っているのではないか、という説も出ています。
この説の強みは、二人とも嘘をついていないことにできる点です。そして第1シーズンでも、乃木が自分の知らないうちに動かれていた場面はありました。
弱いのは、Fが乃木を守るために動く人格だという設定と噛み合わせづらいところです。屋敷に火をつけるのは守る動きではありません。証拠を消す動きです。
ただし守るという目的を広く取れば、証拠を消すことは乃木を守ることでもあります(AIハヤトの分析は信用できるのか)。ここは第15話以降の材料待ちです。
なぜ嘘をつく必要があったのか
野崎が嘘をついたとして、目的は二つ考えられます。
- ベキが確実に死んだと思わせたい。野崎自身が、世界にはベキが死んだと周知したほうがいいと述べていました。樊林杏に死んだと伝えたことは、その方針の実行にあたります
- 自分が関わったことを隠したい。実行者が自分なら、そこは伏せたい部分です
そして1と2は両立します。ベキを生かして逃がした人物こそ、火をつけた人物。その両方を隠すなら、実行者を乃木にしておくのがいちばん早い。
この筋なら、野崎がシンシーへ入り込んだ動きとも一直線につながります(野崎の裏切りは乃木と同じ形なのか)。
私の結論
火をつけたのは野崎だと考えています。乃木が言う「ある人」がそれにあたる。
そうであれば、焼け跡の中身を知っているのは野崎だけ。ベキが生きていたとしても、乃木はそれを知らないまま第2シーズンを走っていることになります(ノゴーン・ベキは生きているのか)。
そして第14話で野崎が樊林杏に伝えたのは、その状態を保つための言葉でした。ベキは死んだ、と言えるのは、死んでいないと知っている人間だけです。
3人という数については、まだ絞れません。ただ確かめられない遺体を出しておいて、あとで別人だったと明かす形は、この作品がすでに二度使っていることだけは置いておきます。
第15話以降で確かめる点
- 上原邸の火事が回想で出るか。誰が火をつけたのかが映れば、そこで決着します
- 3人の身元が語られるか
- 乃木と野崎が直接会ったとき、この件に触れるか
- 野崎が単独で行動する場面。ベキと連絡を取っている描写がないか
- 出ていません。
- 語られていません。
- この件に触れる場面は出ていないままです。
- 描かれていません。第19話で、野崎はプリシャを連れ去った人物をベキだと特定しています。
ここまでの整理
- 上原邸の焼け跡からは3人の遺体が見つかったとされる
- 乃木はある人に火をつけさせたと述べ、野崎は乃木がやったと樊林杏に説明した
- 実行者が誰かは、焼ける前の屋敷の中を誰が見たかという話に直結する
- 私は火をつけたのは野崎を採る。乃木が言う「ある人」がそれにあたる
- だとすれば乃木はベキの生存を知らないまま走っている
公式で確認する
上原邸の火事は第1シーズンの終盤、野崎が樊林杏に語る場面は第14話にあります。
放送画面の転載は行っていません。公式ページでご確認ください。
配信情報
第1シーズン終盤の火事
報道の場面で遺体の数が読み上げられます。第14話の野崎の説明と並べると食い違いが見えます。第1シーズンからの見返しはU-NEXTが見放題に対応しています。
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参考・出典
- 日曜劇場『VIVANT』公式サイト(登場人物・各話のあらすじ)
- 日曜劇場『VIVANT』第14話および第1シーズンの放送内容
- 乃木と野崎の説明の食い違い、Fの関与についての指摘は、放送後に視聴者のあいだで共有されていた内容を論点として整理したものです。個別の投稿は転載していません