VIVANT2 / 第17話
第17話で残された謎
残された謎、誰の手か
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答えが出た分だけ、新しい空欄も増えました。第17話が置いたまま進んだものを、埋まる見込みの高い順に並べます。
第17話で残った問いのうち、毒殺の期限は第18話で6月10日18時と示され、劉銘軒は第18話で戻って野崎に医者を呼ばせました。第19話では和田が殺されています。いま残っている謎はまだ答えが出ていない謎にまとめました。
毛じいさんは誰か
いちばん大きい空欄です。協力者を問われた野崎は、名前を1つだけ出しました。説明はありません。
ここで考えるべきは、誰かというよりなぜ差し出せたかのほうです。潜入していた人間が協力者の名を口にするのは、その相手が①すでに安全な場所にいる ②もともと相手側に知られている ③そもそも実在しない、のいずれかでしょう。
私は②か③を採ります。野崎は情報を渡すたびに相手の手を縛る動き方をしてきました。取っても価値のない名前を差し出したと考えるほうが、この人物の描かれ方と合います。
和久井はどこまで黒いのか
ジャミーンは和久井にも反応しました。画面が出した説明は妻への暴力です。ここで打ち切られています。
和久井は第12話で、通信画面を最後までにらんでいた人物でした(公安部の組織図と和久井俊作)。不服そうな態度と、家庭での振る舞い。この2つを1本にまとめる材料はまだありません。
私は内通者ではないと考えます。決め手はジャミーンの反応の強さです。和久井には少しの嫌悪しか出ていません。強い嫌悪が出たのは、情報を売った鈴木と、同期を装っていた山本のほうでした(ジャミーンは善悪を見抜けるのか)。
太田の部屋で壁の傷が抜かれた場面も、監視の跡だという説と、第1シーズンで乃木と黒須がナイフを投げた跡だという説に割れています。いまはどちらとも決められません。ただし、ゴミだらけだった部屋が片付いていた点は残ります(第17話は誰が誰を見ていたか)。
なぜ劉銘軒はテントを引き受けたのか
劉銘軒は樊林杏(ハン・リンシン)に、テントの件を自分に任せてほしいと申し出ました。組織の中で担当を取りにいく動きです。
読み方は2つに割れます。ひとつは、テントの情報を自分の手柄にして地位を上げたい。もうひとつは、野崎を自分の管理下に置きたい。前者なら組織人として自然で、後者なら第16話で語られた感情の続きになります。
私は後者を採ります。決め手は、樊林杏にまだ愛しているのかと問われ、そうだと答えたことです。あわせてテントの情報はそれほど重要なのかと組織へ問い返してもいます。組織の目的を共有していない人間が、担当だけを取りにいっている形です(野崎の動機は劉銘軒への弔いなのか)。
告別式を撮っていた男たち
ノコルの報告は短いものでしたが、中身は重要です。参列者を撮り、子どもにまで及んでいた。
大人だけなら、テントの残党を洗う作業として説明できます。子どもまで撮る理由は別に要ります。私はこれをジャミーンの捜索だと考えています(敵の狙いはジャミーンではないか)。
そう置くと、第17話で佐野がジャミーンの力を使った場面が別の色を帯びます。こちらが切り札として使った瞬間、相手はその切り札を探していた。
長野のエージェント「ゲルン」
分かっているのは功夫の使い手で、中国語にも長けているという一点までです。所属も、どこから来た人物かも説明されていません。丸菱商事の専務が自分のエージェントを抱えていること自体、まだ説明されていない話です。
この二つの技能は、今回の相手にぴたりと噛み合います。相手は中国公安部第六局を母体にした組織で、城は国外にあります。言葉が通じて、装備がなくても戦える。たまたま噛み合ったのか、初めからこの相手を想定していたのか。ここが分かれ道です。
長野は第12話でレストランに別班員として現れた人物でした。別班員が自分の手駒を別に持てるのか。持てるなら、別班という組織の輪郭が変わります。持てないなら、長野は別班の外にもう1つ立場を持っていることになります。
加えてエリシャの任務についていたという一点も空欄のままです。死んだとされていた人物の捜査に、いつから誰の指示で当たっていたのか。第18話以降で答えが要る部分です。
建物の明かりは結局なんだったのか
第16話で3夜ぶん並べて映った窓の明かりについて、私は暗号として置かれていると結論しました。第17話で、野崎が日本へ送っていた経路そのものは確定します。東条への送金額に円周率を掛け、座標として読むやり方です。
ただし明かりの点灯パターンには触れられませんでした。数字の経路が確定したいま、明かりは別の役割だったか、演出上の飾りだったかのどちらかになります。
私はまだ役割があると考えます。3日ぶんを画面が数え上げ、秒の桁まで逆に並べておいて、何も回収しないのは組み方として不自然です。ただし、以前より低く見ています。
私の結論
残ったもののうち、第18話で埋まりそうなのは毛じいさんと和久井です。どちらも奪還作戦の成否に直結します。
逆に先送りされるのはジャミーンと長野の部隊だと考えます。この2つは奪還のあとで意味を持つ材料なので、いま説明すると作戦の緊張が緩みます。
作品の作り方として、1つ答えを出すたびに次の空欄を1つ置く形が続いています。第17話も同じでした。潜入という答えを出した回に、毛じいさんという名前だけを置いています。
ここまでの整理
- 毛じいさんは名前だけ。私は取っても価値のない名だと考える
- 和久井は内通者ではないが白でもない。ジャミーンは山本にも反応している
- 劉銘軒がテントを引き受けたのは、野崎を手元に置くためと考える
- 告別式の撮影が子どもに及んでいた。ジャミーンの捜索と考える
- 長野のエージェント、ゲルンは功夫と中国語の使い手。所属は不明で、別班の輪郭に関わる
- 窓の明かりは回収されず。役割は残ると考えるが、以前より低く見る
公式で確認する
第20話は2026年10月11日(日)21時の放送です。独房の場面は止めて見ると差が分かります。
放送画面の転載は行っていません。公式ページでご確認ください。
配信情報
空欄を確かめるなら
告別式の撮影や独房の扱いは一瞬で流れます。止めて確かめるなら見逃し配信のTVer、第1シーズンからの通し見はU-NEXTが見放題で対応しています。
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参考・出典
- 日曜劇場『VIVANT』公式サイト(各話のあらすじ・登場人物)
- 日曜劇場『VIVANT』第17話(2026年9月6日放送)の内容
- 第17話の場面と台詞は、放送後に共有されていた記録を参照して再構成しました。私は映像を再生して細部を確かめていません