VIVANT2 / 暗号
建物の明かりは暗号か
明かりの位置は何を指す
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第16話で、建物の窓の明かりが3日ぶん並べて映りました。位置が毎晩ちがいます。この並びが暗号ではないかという指摘が出ているので、読めるかどうかを一つずつ当てはめました。
画面に映っていたもの
| 項目 | 画面の表示 |
|---|---|
| カメラ | CAM-04: RESTAURANT 13 - EXTERIOR。右上に RECORDING |
| 1日目 | 2023-05-22 19:00:03 [UTC+4] |
| 2日目 | 2023-05-23 19:00:02 [UTC+4] |
| 3日目 | 2023-05-24 19:00:01 [UTC+4] |
人物が指を1本、2本、3本と立てながら「これが1日目」「これが2日目」「これが3日目」と示していく場面です。キャスト名が画面の下に重なって流れる位置に置かれています。点灯位置の一覧は視聴者がまとめたもので、私は映像を止めて数え直していません。
時刻表示の UTC+4 は、日本より5時間おそい時間帯です。アゼルバイジャンのバクーがここにあたります。第2シーズンの海外ロケはアゼルバイジャンで行われたと報じられており、シャキ城も同じ国の地名です。3夜とも同じ時刻の記録が抜かれています。
3日ぶんの点灯位置
横に4列、縦に7段の窓が並びます。段には上から a から g までの記号が振られています。点いている窓だけを塗るとこうなります。
| 日 | 点灯箇所 | 数 |
|---|---|---|
| 1日目 | 1-e、1-f、1-g、2-g、4-g | 5 |
| 2日目 | 1-b、1-c、1-g、2-g、4-b、4-g | 6 |
| 3日目 | 1-e、1-g、2-e、2-g、3-a、3-e、3-f、3-g、4-g | 9 |
3日とも変わらない場所がある
最下段(g段)の1・2・4は、3日とも点いたままです。動かない部分と、毎晩動く部分に分かれています。ここが最初の手がかりになります。
動かないほうは建物の側の事情でしょう。1階の常夜灯や看板の類なら消える理由がありません。
ところが、その最下段にも例外が1か所あります。3列目だけが1日目と2日目は消えていて、3日目に点きます。常夜灯なら消えるほうがおかしい。点いた理由ではなく、2晩消えていた理由を説明しなければならなくなります。
最下段をのぞいて数えると、点いた窓は2か所、3か所、5か所と増えていきます。
段の呼び名が7セグメントと同じ
段が7つあって、上から a・b・c・d・e・f・g と振ってある。この並びは、電卓や目覚まし時計の数字表示に使われる7セグメントの呼び名と同じです。棒を7本くみ合わせて数字を作る、あの表示のことです。
1列を1桁と見て当てはめました。
| 日と列 | 点いている段 | 7セグメントで読むと |
|---|---|---|
| 1日目 1列目 | e・f・g | 該当なし |
| 2日目 1列目 | b・c・g | 「4」に f が1本足りない |
| 2日目 4列目 | b・g | 該当なし |
| 3日目 3列目 | a・e・f・g | 「F」 |
数字としては読めません。当てはまる列は、9列ぶんのうち1か所だけでした。そしてその1か所が「F」です。
7セグメントでFを出すときに点けるのは、上の横棒と左の縦棒2本、それに中央の横棒。記号でいえば a・e・f・g の4本です。3日目の3列目に点いた窓と、そっくり同じ組み合わせになります。
体系として成り立っていない以上、7セグメント説は採れません。ただしFという記号が何を指すかはまだ説明されていないので、一致した事実だけは残しておきます。
2進数でも点字でも読めない
ほかの読み方も試しました。どれも外れます。
- 2進数 列を上から7桁の0と1として読むと、1日目は7・1・0・1になります。2日目は49・1・0・33。桁があふれて、数字として横に並びません
- 点字 日本語の点字は縦3段・横2列の6点です。段が7つある時点で形が合いません
- 盤の座標 a〜gと1〜4は将棋やチェスの座標に似ています。ただしチェスは8×8で、記号はaからhまで。盤が足りません
- 数の並び 最下段をのぞいた点灯数は2・3・5。次が8なら規則になりますが、3つしかない数字はどんな規則にも当てはめられます
秒が3・2・1と減っている
3枚のタイムスタンプを縦に並べると、秒の桁が 03・02・01 と1つずつ減ります。日付は1日ずつ進むのに秒だけが逆へ戻っていく。
記録から3枚を抜いて、たまたまこうなる並びは作りにくいはずです。数え上げではなく数え下げになっています。
第17話の予告には「運命の7日間」というテロップが出ました。7日のうちの3日ぶんが、秒の桁で逆から数えられている形です。残りは4日ぶん。
反対の説明も付きます。放送では秒の桁まで追う人が少ないので、たまたま並んだだけかもしれません。私は連続した映像で確かめていないので、この節は弱い材料として置きます。
誰に向けた明かりなのか
シャキ城の情報のほうが囮で、建物の明かりの位置こそが本当の伝達ではないか、という指摘が出ています。
この筋は通ります。監視カメラの映像に載せた合図は、その映像を見られる立場の人間にだけ届きます。電波を飛ばす必要も誰かに渡す必要もありません。カメラは受け取る側が自分で回しているからです。
この作品は、同じ形をすでに2回使いました。駅の電光掲示板に城の名を出した場面と、送金額の数字が監禁場所の座標だった場面です(野崎はどこでシャキ城を知ったか/1億2600万円は何の暗号か)。どちらも、見える場所に置いて、読める者にだけ読ませる形でした。
送金額のときは、数字がそのまま緯度と経度になっていました。今回も同じ引き出しなら、明かりの位置は最後に数字へ変わるはずです。変換の決まりが、まだ画面に出ていないだけだと考えています。
第17話で分かったこと
野崎が日本へ送っていた経路そのものが画面で確定しました。東条への送金額に円周率を掛け、出た数字を座標として読むやり方です。劉銘軒(リュウ・ミンシュエン)はこれを言い当て、野崎は否定しませんでした。
暗号が置かれているという結論は当たりました。ただし経路は数字のほうで、窓の明かりには触れられていません。
残る説明は2つです。明かりは別の役割を持っている。あるいは、監視されている状況を見せるための飾りだった。私は前者を採りますが、以前より低く見ています。3日ぶんを画面が数え上げ、秒の桁まで逆に並べておきながら何も回収しないのは組み方として不自然です。
第17話までの答え合わせは第17話の考察まとめに置きました。
私の結論
この明かりは暗号として置かれていると考えます。理由は3つあります。
- 動かない部分と動く部分がはっきり分かれている。飾りなら分ける必要がない
- 画面のほうが「1日目」「2日目」「3日目」と数え方を説明している。視聴者に数えさせる作りになっている
- この作品は数字を座標に変える形をすでに使った。同じ引き出しを持っている
そのうえで、私はまだ解けていません。7セグメントは9列のうち1列しか合わず、2進数も点字も盤の座標も外れました。解けたと書くには材料が足りません。
窓の数え方が視聴者のまとめによるもので、私は映像を止めて数え直していないためです。
第18話で確かめる点
- 4日目以降の明かりが出るか。7日ぶんそろえば規則を探せます(第17話では出ませんでした)
- 最下段の3列目が2晩消えていた理由に触れるか
- この映像を誰が見ているか。受け取り手が分かれば、宛先から中身を絞れます
- 明かりの位置が数字に置き換えられる場面が出るか
- 3日目の3列目の形(a・e・f・g)とFという記号がつながるか(Fの意味とモールス信号説)
- 出ていません。
- 触れられていません。
- 分かっていないままです。
- 出ていません。
- つながる描写はありません。
ここまでの整理
- 監視カメラの映像に、3夜ぶんの窓の明かりが並べて出た
- 時刻は3日とも19時ちょうど。秒の桁は3・2・1と減っている
- 最下段の1・2・4は動かず、3列目だけが2晩消えていた
- 段の呼び名は7セグメントと同じだが、数字として読めるのは1列もない
- 唯一かたちになる3日目の3列目は、7セグメントの「F」と同じ組み合わせ
- 2進数、点字、盤の座標はいずれも外れ
- 私は暗号として置かれていると考えるが、解読はできていない
公式で確認する
第20話は2026年10月11日(日)21時の放送です。明かりの場面は止めて数えると分かりやすくなります。
放送画面の転載は行っていません。公式ページでご確認ください。
配信情報
窓の明かりを数えるなら
監視カメラの映像は数秒しか映りません。止めて数えるなら見逃し配信のTVer、第1シーズンからの通し見はU-NEXTが見放題で対応しています。
関連する記事
参考・出典
- 日曜劇場『VIVANT』公式サイト(各話のあらすじ・登場人物)
- 日曜劇場『VIVANT』第16話(2026年8月30日放送)の内容
- 画面の表示内容と点灯位置の一覧は、放送後に共有されていた記録を参照して再構成しました。私は映像を止めて数え直していません
- 第2シーズンの海外ロケがアゼルバイジャンで行われたことは、放送開始時の報道で確認しました
- 7セグメント表示の段の呼び名(a〜g)は、一般的な表記に従っています